みなさん、こんにちは。みっくんです。
昨日の記事、自分中心心理学~選択の責任~は、
いつもより、たくさんの方に見ていただきました。
そこで、今日は、選択の責任のその2として、
石原加受子さんの「人生を楽に生きるための本」より、
さらに例題を紹介したいと思いますので、
一緒に考えて行けたらと思っています。
ご覧になってください。
P102
その責任は誰にふりかかるのでしょうか
それは誰が選択したのでしょうか。それを選択したことで、
最終的に責任を取るのはだれでしょうか。
具体的に困ったり、迷惑するのはだれでしょうか。
①母親がおしゃれをしないので、
私はみっともないと思う。
②母親と一緒に出掛けると、態度が厚かましいので、
僕が恥ずかしい。
③夫がなかなかお風呂にはいらない。
④夫がなかなか朝起きない。起こすのが大変だ。
⑤恋人の服のセンスが悪い。
⑥恋人が服の趣味を押しつけるので、私は嫌になる。
⑦恋人の食事の仕方が下品なので、
私はレストランで恥ずかしい。
⑧子どもが勉強しないので、私は心配だ。
⑨子どもが夜更かしをする。
⑩妻がPTA仲間と夜遊びをするので、世間体が悪い。
いかがでしょうか。
これを選択の責任を明確にして、
対処するとどうなるでしょうか。
考えてみてください。
明確にして対処するとこうなります。
P102
①《母》 「私がみっともない」と思うのは「私」の勝手ですが、
それは母が選択したことで、
「私」が母をとがめることはできません。
②《母》 「僕が恥ずかしい」と思うのは「僕」の勝手です。
そんな母と出掛けるか出掛けないかが「僕」の選択です。
③《夫》 夫は汚くしているのが好きなのかも知れません。
それは夫の自由です。それによって具体的に、
夫婦生活に支障をきたすというようなときに初めて、
あなたと夫の二人の問題になります。
④《夫》 朝起きなくて会社に遅れるのは、夫の責任です。
基本的には、あなたが夫の責任を引き受ける必要はありません。
⑤《恋人》 恋人のセンスが悪いからといって、
あなたが具体的に迷惑がかかることではありません。
自分の服装の趣味を恋人に押しつけることはできません。
むしろ、そんなセンスの悪い恋人を、
あなたが好きでいるかどうかがあなたの選択です。
⑥《私》 恋人が服の趣味を押しつけようと、
それを受け入れるかどうかは「私」の選択です。
でも、それを嫌だと思っている「私」がいます。
こういう場合は、恋人に無理にあわせようとしないで、
「服の好みが合わない私を好きになって」と自分を認めることができる
「私」でいて欲しいと思います。
恋人が服装の趣味の違いにうるさく言おうと、
それは単に恋人の意見にすぎないのですから。
⑦《恋人》 レストランで恥をかくのは恋人であって、
あなたではありません。恋人はもしかしたら、自分が恥をかくことで、
「もっとスマートに食事ができるようになろう」と
考えるかも知れません。でも、そんな「下品なところがある恋人」を
好きでいるかどうかが、あなたの選択です。
⑧《子供》 勉強しないことの責任を負うのは子供自身です。
それに対して勝手に心配している母親がいます。
心配すれば子供は勉強するようになるでしょうか。
心配のあまり口やかましく言われる子供は
どういう気持ちになるでしょうか。
「子供の勉強のことなんか、ほっとけ」と
言っているわけではありません。
でも、親自身が、「勉強するかどうかの選択は子供にあるんだ」という
自覚をもっていれば、
つい詰問者になってしまう回数が減るのではないでしょうか。
⑨《子供》 夜更かしをして朝起きるのがつらくなるのは子供です。
つらくても、夜更かしの責任は子供自身が取らなければならないことを
学ぶチャンスです。
⑩《妻》 世間体が悪いと思うのは、夫の勝手です。
それは妻の責任ではありません。
妻は世間体のことは気にしていないかも知れません。
妻が夜遊びすることで、
夫が具体的に迷惑をこうむることがあるでしょうか。
具体的に夫が迷惑をこうむるときに、
妻との話合いが必要となるでしょう。
いかがだったでしょうか。
昨日の例に加えて、さらに例題を紹介しました。
選択の責任を見極めると、
相手の煩わしい問題から、
解放されると思います。
あなたが悩んでいることや
苦しんでいることの大半が
相手の選択や自分の選択のラインを
超えることから始まっていると言っても、
過言じゃないと思います。
選択の責任を見極めて、相手の選択を
尊重することができれば、
悩みも半減するに違いありません。
もしよかったら、
この選択の責任というものの見方を
取り入れてみてください。
以上、【自分中心心理学】選択の責任その2でした。
読んだ方は、続きもどうぞ。