A Sky Blue Diary~想いをかたちに~

  日々の雑感や出来事を書き綴っています

父との会話

先週、僕がいつも参加しているSNSで、

「人にお金を借りる時に

何と言うか。」という話が話題になり、

ある方が貸してと言うのではなくて、

「100万円ちょうだい、ニコってする。」と

いうことをおっしゃっていました。

 

それは素晴らしいなと思い、

早速、金曜日の夕食の時に、

父に実践してみました。

 

「100万円ちょうだい、(にこっ。)」

父の答えは、あっさりと

「今、余裕ないから。」でした。

 

しかし、これは、意外でした。

「何を馬鹿なことを言っているんだ。

そんなお金どこにあるんだと

思っているんだ。」と、

もっと、拒否的で、

怒った態度をとると思っていました。

 

その後、父が「今はないから。」とその理由を

まじめに答え始めたので、

僕は、「そこまで、まじめに

受け応えしなくていいよ。」と言って、

僕が「5,000円ちょうだいじゃなくて、

100万円だよ。

(額を多めに言っているのだから、

冗談ってわかるでしょ。)」と

言ったところ、

風向きが変わってきて、

「大体、何に使うんだ。」という話になりました。

僕は、少し嬉しくなってきて、

「自分の好きなことに

(めいっぱい)使うんだ。」と答えました。

 

そして、父は、「1億円ちょうだいなら、

冗談とわかる。」と言ったので、

僕は、改めて、「1億円、ある時には、

ちょうだいね。」と言いました。

そうすると、今度は、

「ある時にはね。」と笑顔になって、

笑っていました。

 

冗談で言った話だったのですが、

お金がある時には、理由もなく、

お金をくれるつもりだったことに対して、

僕は、父が普段、口にしないけど、

僕に対して愛情を

持っていてくれているのだなあという、

父の愛情の深さを感じたエピソードでした。

 

その後も、色々と話が盛り上がって、

楽しい夕食の時間となりました。

 

THE  END